読書『デッドライン仕事術』Ⅲ

この本の題名は「仕事術」である。そもそも仕事術という言葉が、学校という職場に似つかわしくないのだ。でも、私は、術というより、考え方にとても共感している。

~大事なのは「今日一日をまっとうする」ということ。目の前にある一日をコツコツと積み重ねていった結果、振り返れば大きな山が築かれているのだ。~

~出社直後からエンジン全開で仕事をする以外ない。午前中からフル回転で仕事をすることで生活に好循環が生じる。~

私も、全力全開で仕事をしている。そのために体力づくり、睡眠など、コンディションも整えているつもりである。

だが周囲は平気で時間外勤務をしている。

~必死の思いで仕事を定時までに片付けるより、残業してのんびりやった方が楽だと思っているのだ。基本的な人生観や仕事観に大きな隔たりがあるからだと思う。~

結局、人生観、仕事観なのだな。

~効率を上げて残業をなくすことにあまり意義を感じない人たちというのは、「仕事さえ充実していれば人生も充実したものになる」と感じているのだろう。それによって自分の人生が損なわれているとも考えない。「仕事はできるだけ早く終わらせたい」と思うような人生観をそもそも持ち合わせていない。~

私も仕事を充実させるべきだと思う。なので、全力で働いている。だからといってプライベートな時間を惜しげもなくつぎ込むのは、違うと思う。私も、何の報酬もない時間外に仕事をしたら損をする気分になる。自分にとってもっと有益な時間の過ごし方があるのだと信じている。上司や同僚から認めてもらおうとも思わない。