映画『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告 (2020)』

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告 (2020)THE WAR WITH GRANDPA

監督 ティム・ヒル

今日は3の日。隣市のミニシアターのサービスデーである。1000円で観られるので、逃すわけにはいかない。11時過ぎに軽くトーストとコーヒーを収め、劇場に向かう。

ちょうどいい時間に観られるのが、この作品しかなかった。しかし、この作品、結構面白かった。下ネタも含め、ギャグ、ユーモアがところどころで盛り込まれており、険悪さや陰りはまったくない。劇中、図らずも幾度も吹き出してしまった。

感心させられるのは、交戦協定、休戦協定を結んだりして、きちんと「戦争」のルールに則っているところだ。ただの喧嘩やいがみ合いだと陰湿に終わってしまうだろう。ストーリーの終盤、孫の「戦争」の本質をついた発言には、ハッとさせられてしまった。そして、祖父が、孫と戦争なんて大人げない、と思われがちだが、それなりの意味があったのもうなずける。

私にも3歳と1歳の孫がいる。本気で戦いながらも、相手を学ばせる。なかなかロバートデニーロのようにはできないだろうな。コメディをじゅうぶん楽しめて、観た後、さわやかな気分になれる良い作品だと思います。(R3.7.3記)