読書『不幸な国の幸福論』Ⅵ

幸福や不幸なんて存在しないと言いながらも「幸せに生きる上で大切なこと」が書かれている。

~幸せに生きる上で大切なこと、まず一つは心というものが秘めている力について。苦しみの中から新たな生きがいを見つけ、立ち上がっているだけの力もまた、人の心は宿している。その力は私たち一人ひとり誰の中にもある。~

苦しかったらどうするか。休んでしまえばいい。逃げてしまえばいい。放り投げてしまえばいい。私もそうさせてもらいました。そうしてもいいように制度がある。そうして時間がたてばまた元気になれる。

~二つ目は生きがいは意外と簡単に持ち得るものだ。誰かのために今の自分にできる何かをしてみるといい。ささやかなことでいいから人のために体を動かしてみるのです。誰かの役に立っているという素朴な喜びは自己肯定感に結び付く。生きていくエネルギーの源となる。~

私も「誰かのためになっているはず」というのが仕事へのエネルギーです。もし私が休んだら、辞めたら、受け持ちの子たちの面倒は他の人がやらなくてはならない。明らかに他の人にしわ寄せがいく。だから私が仕事に行くだけで、誰かのためになっている。私はそう考えます。私は、もう向上しようとか、成長しようとか思いません。自分のことは考えません。仕事に行って、自分なりの全力を尽くす。それが誰かのために役立っている。そう考えています。