読書『マジメすぎて、苦しい人たち』Ⅴ

マジメであることから抜けられず苦しんでいる、その状況から脱するためにどうすべきか。それを探ってきたが、最後にしよう。

~「なぜこんなにつらいのか」を俯瞰的にとらえてみることが大切。一回でいいから成功体験を味わうこと。いいイメージを描いて念じてみると以外にも念じたことが実現したりするものです。どんなに最悪な状況でも毎日10分、「超ハッピーな自分、最良の状況」をイメージしてみる。~

私は、もう2年以上、日記を続けている。できなかったことや失敗したことを一つ、よかったこと、成功したことを三つ、明日の目標を書くようにしている。三つ書くことがそれに近いだろうか。「超ハッピー」ほどではないが。

~心身共にストレスに強くなる生活へ変えるために、公私のけじめをつける、気分転換を図る、視点は複眼で持つ、自立した生活をする。生きがいの点検を。相談できる仲間を持つ。信頼できる医者を持つ。~

公私のけじめをつけることって大切だ。勤務時間は「公」の時間、それ以外は「私」の時間だ。「私」の時間が無くなればだれだってストレスになるだろう。

~いっぱい手を広げ過ぎてしまって心身が疲れている状態だから、休養してエネルギーを蓄えることが大切。極限まで頑張りすぎてしまったのだ。~

私はいったん体を壊してからも組合の幹部を続けているが、復職後はその活動を自制している。管轄外、広域の活動はしない、と自重している。

~「人間というのは生きている間、そうしたちょっとした挫折を繰り返していくもの」人が健康な自己像を持つには①自分自身の有能さに関する認識、②重要な人間関係における自分の存在意義の認識、③自分の人生に影響を与えられる力があるとの認識。「私には能力があり、周りから受け入れられ、必要とされていて起こる問題にも対処していく力がある」が必要である。~

今、職場はこの時期、目の回るほどの忙しさだ。だがそれに巻き込まれてはいけない。

挫折や失敗をするのは自分が人間だからだ。自分には能力がある。自分は必要とされている。そして自分の人生を向上させることができる。