読書『マジメすぎて、苦しい人たち』Ⅱ

適応障害にかかったことは、私の人生のターニングポイントだったのだ。

適応障害は新たな人生のターニングポイント。頑張りすぎて疲弊した結果、エネルギーが枯渇してしまった状態です。バッテリーを充たすことが先決。適応障害になったということは努力や忍耐、社会的適応だけではない、他の価値に気づいて生きていくためのターニングポイントが訪れたということ。「新しい自分、新しい生き方を見つけるチャンス」~

今日も私は勤務時間終了とともに帰った。職場があれやこれやと騒然としている中で。やらねばならない仕事があるような気はする。でも明日やればなんとかなるか、と思っている。自分の中で、勤務時間を超えてでも仕事をこなさなくてはならない、それほどの価値を感じていない。

適応障害は心と体のSOSです。「そのまま突っ走ると危ない。立ち止まって生き方を見直せ」と言われている。素直に立ち止まってじっくりと自分自身や自分の生き方を見直していきましょう。~

周囲の同僚と競うように、または周囲の同僚と同調して働くという、そんな生き方を見直したのだ。私には仕事以外の時間の方が価値が高いのだ。自分の貴重な時間を仕事なんかで奪われたくないのだ。

~未解決なことを一時的に棚上げできるということも大事。不愉快なこと、嫌だなと感じたことでも、ある程度まで耐えられること。意地にならない、ほどほどのところで切り上げられること。適度にいい加減に、そして臨機応変にその場に対応していけることが健康な心の証と言える。~

「適度」は「適当」とは違う。「いい加減」は「良い加減」ということ。「ほどほど」というのは「決められた時間」ということ。競ったり、意地になったりしないようにやっていきたい。