読書『 アドラー珠玉の教え 自分の人生を最高に生きる77のヒント 』Ⅲ

「自分の人生は自分で決める」ということも強調されている。

~自分のことは自分で決める。この自己決定性こそが物事を考え、判断するときの要点である。~

自分のことは自分で決める。それとともに、他人のことはこちらが決めない、というスタンスも必要だ。先日、授業をしていて、子どもから「指示を仰ぐ質問」が多発されたことが気になった。これまでこちらが子どもに必要以上に関与や指示をし、自分で決めさせるという体験をさせてこなかったのでは、と気になった。

~自分の人生を決めているのは、運などの外的なものではなく、努力などの内的なものとして受け止める。そして人生のすべてのことは自分自身で決めてきたと受け止める。それらができれば、私たちはいつでもそのときから自分を変え、人生をシンプルなものに変えることができる。~

シンプルとは「単純なさま。また、飾り気やむだなところがなく、簡素なさま」。「単純な人生」「簡素な人生」ということだろうか。今一つ理解しきれない。単純であることや簡素であることが、最高に生きることなのだろうか。

~人生をシンプルなものだと受け止めたとき、その人は人生の主人公になり、自発的に行動を起こすようになるのだ。人生の課題は自分で解決できるという信念を持つことが自己変革の大きな力になる。~

手助けが必要なときもあるかもしれないが、何事も最終的には自分で解決するしかない。それはわかっている。どちらかというと、その境界線がわからずに、「おせっかい」になっている方が気になる。