読書『人生は勉強より「世渡り力」だ! 』Ⅳ

今回でこの本も最後にしよう。

~つきあいにお金を惜しんじゃいけない。お金は使うからまわりまわって大きくなって戻ってくるもんなんだよ。人のために、人を喜ばせるためにお金を使うことがもっと自分を大きくするってこと。~

自分はケチってばかりいたな。ケチっている割にお金はたまらず、いつのまにか消えてなくなっている。それで落ち込んでいる。「使えばまわりまわって大きくなる」なんて到底思えない。けち臭い人間だ、大きくなれないだろうな。

~一流のものを見ること、一流に接すること、一流を知らなきゃ進歩なんかない。「すげえな」と感じたところは、なんとか自分の仕事に生かせないかって考えた。いろんなことを吸収させてもらった。一流ってとこは発想力を刺激してくれるもんがいっぱいあるんだ。~

そういえば誰かが言っていた。「一流のものを身につけなさい」と。このごろもう少し自分に贅沢させてみてもいいかな、なんて思う時がある。でも、何が一流かもわかんないんだよね。

~失敗しなきゃ成功なんかできこっこない。失敗をこわがってちゃダメなんだよ。学校がいけない。あれしちゃいけない、こうでなくちゃダメだだろ?失敗しないことが評価される。社会に出る時にはすっかり去勢されたって不思議はねえや。~

確かにその通り。テストで高得点を取るのは失敗がないからだ。失敗がない者を高く評価すれば、失敗をこわがるようになるのは当たり前だ。我々は子どもに「思い切って」とか「間違えても気にするな」などどいいながら、テストをすることで間接的に失敗に対する恐怖心を植え付けているのだ。それが意識化されていないから困ったものだ。