グランパス『1-0 ホームC大阪戦』

J1 第21節 キックオフ:10/10(土)14:00試合会場:パロマ瑞穂スタジアム

緊急事態宣言が明けてから、豊田スタジアムでしか観戦していなかった。電車で名古屋に行くことさえ半年ぶりである。台風の雨の中、スタジアムに到着するだけで、やれやれと思ってしまった。

この日は4時30分に起床して、週に一度の座禅会に参加していた。必勝祈願も込めて。スタジアム売店でホットコーヒーを買い、観戦を始めるとなんとなくウトウト。序盤は試合の様子を眺めていた。

3位のセレッソ。5位のグランパス。上位との対戦である。前半はどちらかというと攻め込まれる場面が多かった。セレッソの守備も連携が良く取れており、付け入るスキがなかった。

後半から挽回していったわけだが、ポイントはスピードのある相馬、ドリブラーの前田をテクニック、ゲームメイクに長ける阿部とシャビエルに後退したことにある。相馬も前田も相手守備陣からすれば個の対応ですむことができ対処は容易だ。対して阿部やシャビエルは「何をしてくるかわからない」難しさがあるのだと思う。

もしや指揮官は、相馬、前田で相手守備陣を疲弊させたところで、交替した二人に勝負させたかったのだろう。果たしてグランパスの攻勢はにじり寄り、終了間際の決勝ゴールになった。

引き分けでも御の字と思っていただけに、喜びもひとしお。容赦なく雄たけびを上げさせてもらった。なんと素敵な一日。これだから、サポーターはやめられぬ。