読書『ブラック企業』Ⅵ

労働組合こそが解決の最良手段なのだ。自分にエールを贈られている気がする。

~争う方法は①個人的に交渉しても無駄である。②行政を交えて交渉した場合、解決の水準は概して低い。③労働組合に加入して交渉する場合は、実は極めて強い問題解決能力を有している。~

~労組に加入して交渉する場合には、会社は交渉を拒否することができない。労働組合法には団体交渉応諾義務が定められている。また、会社が団体交渉に誠実に臨むように誠実交渉義務も課されている。~

~得体のしれないユニオンこそがもっとも厳しい「監査役」であると考えることができる。社内の違法行為やハラスメントの問題をコンプライアンス改善のチャンスとし、健全な職場環境と高い生産性、モチベーションを作り出す好機とすればよいのである。~

私が所属する組合も小さなものだ。部外者、企業別組合からすれば「得体のしれない」と思われても仕方がない。でも、「もっとも厳しい監査役」になれるのだ。コンプライアンス」は「法令遵守」、「社内ルールやモラルに従う」という意味。組合が活動することでたくさんの好機があるのだ。「みんなのため、世のため、人のため」と考えて励んでいこう。