映画『カセットテープ・ダイアリーズ』

カセットテープ・ダイアリーズ (2019)BLINDED BY THE LIGHT 監督 グリンダ・チャーダ

私は本作の鑑賞を待ち望んでいた。某映画サイトの評価も高い。少し前に都市で上映していたのだが、新型コロナの問題もあり、感染者を増やしている都市に行くのを控えていたのだ。最近になり、ようやくミニシアターで上映。期待値をあげて鑑賞する。

でも、思っていたほどではなかったな。それは、私が「ブルース・スプリングスティーン」をそんなに好きではなかったからではないかな。実は私も高校生の頃、アルバム『BORN   IN THE USA』『ネブラスカ』は入手していた。だけど、それほど夢中になれなかった。この映画の舞台はイギリスだから、主人公も「ブルース~」の歌詞はダイレクトに理解でき、共感できたのだと思う。しかし私は間接的に歌詞を知ることはできるが、やはりメロディー優先で、そんなに共感できないのだ。(ちなみに私が洋楽で夢中になったのはサイモンとガーファンクル。)ブルース好きな人が高評価をつけたのではないかな。

イギリスでも人種差別問題があったことがわかった。そして、イギリスもアメリカも、先進国としての深刻な病を抱えていたのだ。そして日本もその後を追うことになったのだと、妙に納得した。

この映画を観て、自分にとってのブルースを思い出してください。