読書『こんなリーダーになりたい』Ⅶ

今回は2人の人物だ。

まずウィンストン・チャーチルだ。

~「悲観主義者はいかなる機会にも困難を見出し、楽観主義者はいかなる困難にも機会を見出す」「成功とは意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである」「絶対に屈服してはならない、絶対に、絶対に、絶対に」~

一つ目の言葉は、著者の座右の銘だそうだ。プロフィールに「自閉症の長男、肝臓病を患った妻の看病や育児をこなしながら…」とあるので、こちらが想像つかないような逆境があったのだろうな。私は、どちらかというと、楽観主義かな、でも困難に機会を見出せず諦めてしまったんだったな。せめて悲観主義者にはならぬように。

そして吉田松陰だ。
~どんな人からでも学ぶ姿勢を貫き、常に人間を平等に扱い、その発するオーラは他を圧倒した。「僕は君たちの師ではない。同志だ。共に学び合おう。」と常に謙虚で、その真摯な姿に引き付けられた。~

どんな人からでも学ぶとは、渋沢栄一と重なるところがある。やはり、こちらの心がけ次第なのだ。そして私は「師」のつく職業だ。教師と生徒との関係、教え、教えられる関係だということを意識的に教えようとしてきた。もしかしたら、そこが「謙虚」と逆方向への意識を傾けてしまったのかもしれない。もっと「共に学び合おう」としたほうがいいのかもしれない。