読書『君たちはどう生きるか』Ⅵ

~こうして、悲しいことや、つらいことや、苦しいことに出会うおかげで、ぼくたちは本来人間がどういうものであるかということを知るんだ。~

~心に感じる苦しみやつらさは、人間が人間として本当の状態にいないことから生じて、そのことをぼくたちに知らせてくれるものだ。その苦痛のおかげで、人間が本来どういうものであるべきかということをしっかりと心にとらえることができる。~
人間がどういうものであるか、人間が本来どういうものであるべきか、この似通った2つの問いが出てくる。人間は本来、苦しみやつらさから抜け出し、幸せや平穏を追求するものだということだ。

いったい人間ってどういうものなのか、どうあるべきか。自分なりの答えを見つけてみたい。

~おたがいにこの苦しい思いの中からいつもあらたな自信を組みだしていこうではないか。正しい道にしたがって歩いていく力があるから、こんな苦しみもなめるのだ、と。~

~ぼくたちは、自分で自分を決定する力を持っている。だから誤りを犯すこともある。しかし、ぼくたちは、自分で自分を決定する力も持っている。だから誤りから立ち直ることができるのだ。~

つらいことがあったけど、いつまでも下を向いていてはダメだ。「君たちはどう生きるか」それは私に問われている。

この1年半で200冊以上読んだが、その中でこの本はイチオシです。