読書『就職とは何か』Ⅴ

~私が示したのは、働きすぎをなくすには、自分と家族の時間を大切にする、一日の残業の上限を原則として2時間とする、賃金不払い残業サービス残業)をなくす、年休は目いっぱい取得する、過重労働による健康被害の防止に努める、というものである~

私がいま特にこだわっているのは、「年休はめいっぱい取得する」ことだ。今年度、私には40日の年休が与えられた。そのうちの20日は来年度に持ち越すことができる。逆に言えば20日取得しなければ損だということだ。1日1時間でもいいから、こまめに取るようにして、現在16日間取得している。

管理職は、職員が年休を取らないことを前提として学校運営をしている。しかし、そうであってはならない。年休を取得するのは我々の権利。職員全員が年休を取得したことを前提にして労務管理をするのが本当だろう。

~結局は本来の働きすぎの基準であるべき、「一週40時間、一日8時間」に代わって、過労死ラインの労働時間(月80時間の残業)が働きすぎの日本的基準になっているのである。~

深く同意する。私のように定時で帰る人間が白い眼で見られるような職場であってはならない。定時で帰ることに引け目を感じてはならない。8時間を過ぎたら、それは働きすぎなのだよ。