2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

読書『子ども格差』Ⅸ

教育が経済活動に組み込まれてしまっているのが、よくないのだ。 ~今こそ、市場原理、競争原理主義的な「教育改革」をやめて、優しい心を育み、子どもと教師、保護者の信頼にもとづく地道な教育がのびやかに展開できるよう条件と環境整備にこそ力を注ぐべき…

読書『子ども格差』Ⅷ

またフィンランドとの比較だ。 ~学習は子どもにとっての権利であり、社会全体で保障しなければならない責務です。学力世界一と言われるフィンランドでは、大学院まで学費を無料にしているのに対し、日本は時代遅れの「自己責任」論に陥っています。~ 我が…

読書『子ども格差』Ⅶ

今日は休日だが久しぶりに映画を観ないで終わった。雨だっだし、疲れていたのだろうか、そういう気になれなかった。 子ども理解とか、生徒指導とか、自分は形どおりにしかやってこなかったかもしれない。 ~子どもを理解するためには、子どもの心に共鳴でき…

映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体(2021)』

オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体(2021)OPERATION MINCEMEAT 監督 ジョン・マッデン 家人が実家に行ったので、今日も隣市のミニシアターに行く。春らしいぽかぽか陽気で半袖で過ごせる夏日となった。まさしくサイクリングを兼ねた映画鑑賞日…

読書『子ども格差』Ⅵ

教育問題がまだまだ続く。子どもを理解することの大切さを訴えている。 ~子どもと教師の信頼関係の構築こそが生徒指導の大前提であり、最重要テーマとみなされていたのです。「ゼロ・トレランス」というアメリカ産業界における品質管理の発想では、子どもに…

読書『子ども格差』Ⅴ

そして、いじめや不登校の問題についてだ。 ~日本のように何でもかんでも「競争」と「自己責任」という押しつけがなされていれば、心が病んでいくのも仕方がありません。~ 常に周囲と競わされ、比べられている。劣っていることは「自分のせい」にさせられ…

読書『子ども格差』Ⅳ

日本が追い求めている学力は、時代遅れなのだ。 ~日本では常に「他人と比較する教育」が行われているからです。日本の教育観は、国際社会の中では非常に遅れているものです。これから大事になるのは、得られる知識をどうやって生かしていくかという方になる…

読書『子ども格差』Ⅲ

自分には耳慣れない言葉が出てきた。「教育条理」である。条理は、筋道とか道理という意味らしい。 ~多くの自治体では数値目標と教育評価を連動させています。しかし、こうした競争原理に基づく数値目標や結果責任論は教育条理にそぐわないのです。小泉・竹…

読書『子ども格差』Ⅱ

教育問題では必ずと言っていいほど、この国の話題が上がる。フィンランドだ。 ~フィンランドは経済危機に直面しながらも、今日の日本のような極端に新自由主義的な競争や規制緩和、教育の民営化路線に走ることはしませんでした。~ よくフィンランドと比較…

映画『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2020) 』

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2020)HITMAN'S WIFE'S BODYGUARD 監督 パトリック・ヒューズ 次女の福利厚生から隣市の劇場のチケットを格安で入手していた。次女のための煮物や果物の用意をして、マイカーで隣市へ。スーパーで110円コーヒーを飲ん…

映画『北風アウトサイダー(2021)』

北風アウトサイダー(2021) 監督 崔哲浩 『ブルー…』を観た後ロビーに出ると、男性からティッシュとチラシを受け取る。「私が作った映画が2時からやります、観てください」と。何とその人こそ崔哲浩監督だったのだ。私は最初から観るつもりだった。コメダで…

映画『 ブルー・バイユー(2021)』

ブルー・バイユー(2021)BLUE BAYOU 監督 ジャスティン・チョン 久しぶりに自転車でミニシアターへ。坂風が強く、1時間近くかけてようやく劇場にたどり着いた。本作は評価がよかったので選択した。 なかなか訴えるものがある作品だ。韓国生まれで養子として…

読書『子ども格差』(尾木直樹)

子ども格差―壊れる子どもと教育現場 (角川oneテーマ21) – 2010/2/10 尾木 直樹 (著) 『広がりを見せる「児童格差」の実態を分析した最新教育論』とあった。まず、テストについての記述がある。 ~「テスト対策」に偏重してしまえば、得点で測ることのできる…

読書『働き盛りがなぜ死を選ぶのか <デフレ自殺>への処方箋』Ⅳ

働き盛りが死を選ぶ原因は、我が国の教育にも関係があるらしい。 ~教育から職業訓練への移行がスムーズにいく仕組みを作り、また、職業訓練を教育の一部と考えることでそのコストを半分程度は国が負担する仕組みを作る必要がある。それは企業だけでも教育だ…

読書『働き盛りがなぜ死を選ぶのか <デフレ自殺>への処方箋』Ⅲ

働き盛りが死を選ぶわが国。国民性も関係しているようだ。 ~日本国民の感情論に政府が押し流され、必要な手立てについて国民を説得し、合理的な意思決定ができなかった。~ 我が国の財政危機は増税で対応するしかないと思う。しかし政府は増税を口に出すと…

読書『働き盛りがなぜ死を選ぶのか <デフレ自殺>への処方箋』Ⅱ

働き盛りが死を選ぶ理由が、働きすぎにあるのだ。 ~オランダやフィンランドなどの西欧先進国では、週35時間勤務で、残業はなし、年間4週間の休暇を取ることが義務付けられている。少なく働き、多くの時間を遊び、しかし、より多く稼いでいるのである。~ …

映画『余命10年(2021)』

余命10年(2021) 監督 藤井道人 気絶するほど忙しかった週明け。自分にとって意味のない会議が始まったので、1時間年休を取得して帰宅、市内の劇場へ向かった。本作は封切から一月経つのに一日に3本も上映されている、結構息の長い作品だ。評価は高くないが…

グランパス『0-2 ホーム札幌戦』

J1 第8節 4/10(日)15:00 豊田スタジアム スタジアム近くのショッピングモールで買い物をし、正規のルールで駐車して、スタジアムへ向かった。我が軍の戦績には期待していないが、前半を無失点で乗り切れば勝機はあると思っていた。 敵軍は元名古屋のシャビ…

読書『働き盛りがなぜ死を選ぶのか <デフレ自殺>への処方箋』(岡田尊司)

働き盛りがなぜ死を選ぶのか <デフレ自殺>への処方箋 (角川oneテーマ21) 新書 – 2011/4/9 岡田 尊司 (著) 「13年連続自殺者3万人強の日本!」とあった。3万人というのは結構な数字だと思うが、私の身の回りで死を選んだ人物はいない。やはり我ら公務員は…

読書『指導者の条件』Ⅷ

指導者の条件について学ぶのも最後にしたい。 ~天地自然の理に従い、為すべきことをなしている限り、人間には不可能はないのである。~ 「天地自然の理に従う」を検索してみた。『「雨が降ったら傘をさす」というような当然のことを当然にやっていく』とい…

映画『ベルファスト(2021)』

ベルファスト(2021)BELFAST 監督 ケネス・ブラナー 本作も話題の映画であり、結構気になっていた。隣市のショッピングモール付設シネマでは今日が上映最終日。定時で仕事を切り上げ、カボチャ煮と牛丼の具を作って、夕食をすませてから劇場に向かった。滅多…

読書『指導者の条件』Ⅶ

今日は入学式始業式だった。新たなスタートとなった。ここからまた一年が始まるのだな。指導者としての一年である。 ~つねに信念をもって主体的に生きるためには、やはり、われ何をなすべきかを考え、その為すべきことをひたすらなしていくということが大切…

読書『指導者の条件』Ⅵ

新年度二日目が終わった。明日は入学式準備、あさっては入学式始業式。もうあっという間だ。 指導者論がさらに続く。 ~何を目指し、何のためにやるのかということをみずからはっきりもって、それを人々に明らかにしていかなくてはならない。それが指導者の…

映画『クレッシェンド 音楽の架け橋(2019)』

クレッシェンド 音楽の架け橋(2019)CRESCENDO/CRESCENDO #MAKEMUSICNOTWAR 監督 ドロール・ザハヴィ 『パワー』の後、劇場を出てすぐにチケットを購入。座席で昼食のスナックサンドを2つ食べる。この作品は、評価も高かったので期待していた。 期待してい…

映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021)』

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021)THE POWER OF THE DOG 監督 ジェーン・カンピオン 朝から雨が降っていたので、マイカーで隣市のミニシアターへ向かった。予告編は一度見ただけ、予備知識なし、評価のチェックもしないで鑑賞。ベネディクト・カンバーバッチ…

映画『やがて海へと届く(2022)』

やがて海へと届く(2022)監督 中川龍太郎 先日、映画関連サイトを見ていたらなんと驚異の高得点の作品を発見。隣市のシネコンで上映中だと。「名作を見逃してはならない」と、貴重な休日の午前中を本作で費やすことに決定。 一言でいえば、評価ほどではない…

映画『モービウス(2022)』

モービウス(2022)MORBIUS 監督 ダニエル・エスピノーサ 今日からまた新年度の始まりだ。自分の境遇の全容がわかるまで心穏やかではなかったが、昨年度と全く変わっていなかった。勤務時間終了とともに職場を出て、スーパーを梯子して食材を買い、家で小休…

読書『指導者の条件』Ⅴ

3月も最後になってしまった。明日から、新年度である。 ~指導者というものは、非常な忍耐心を一筋に要求されていると言えよう。私の感情にとらわれず、いかなる非難や屈辱にも耐え、自分の正しいと信ずる方針を貫いて、じっと時を待つということができなく…

映画『 ナイトメア・アリー(2021) 』

ナイトメア・アリー(2021) NIGHTMARE ALLEY 監督 ギレルモ・デル・トロ 今日の勤務を午前中として午後年休、明日も一日年休。これで今年も20日間かっきし消化できた。と言っても割り振りのつもりで10時過ぎには職場を出て、ジョグで帰る。コメダでモーニング…

映画『ブラックボックス:音声分析捜査(2021)』

ブラックボックス:音声分析捜査(2021)BOITE NOIRE/BLACK BOX 監督 ヤン・ゴズラン 春季休業中であるが、年休が残っていないので弁当出勤。ほどほどのところで帰宅し、コメダに寄ってから隣市のミニシアターへ向かった。高評価の作品だが、今週で上映終了…