2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

読書『老いの整理学』(外山滋比古)

老いの整理学 (扶桑社新書) 2014/11/1外山 滋比古 (著) 著者は当時91歳らしい。その年まで生きていることがすごいし、そして本まで著していることが信じられない。 ~招待を断るな/どんどん人をもてなせ/なにがなんでも恋をせよ(リズ・カーペンター)~ …

読書『自分の時間』Ⅶ

本書が今の自分をほぼ規定している、と書いたが、以下の事などは、それに当たらない。 ~原因なくしては何事も起こり得ないのだという大切な真理を、頭の中に完全に叩き込んでおけば、歳を経るにつれて寛容になれるばかりでなく、思いやり深くもなれるのであ…

映画『ウルフズ・コール』

ウルフズ・コール (2019) LE CHANT DU LOUP/THE WOLF'S CALL 監督 アントナン・ボードリー もう一つの韓国映画と迷ったのだが、某サイトを見てみたらびっくりするほどの高評価だったのでこちらを選択。隣市の映画館で観賞。 考えてみれば当然なのだが、潜水…

読書『自分の時間』Ⅵ

内省、生活信条という言葉も出てくる。 ~ともあれ、心正しき平均的な現代人の生活に何よりかけているのは内省的気分である。自分の生活信条と実際の行動の関係など本当に大切な問題について自分というものを見つめることをしていない。~ 生活信条とはモッ…

映画『はちどり』

はちどり (2018) HOUSE OF HUMMINGBIRD 監督 キム・ボラ ここのところ、組合の仕事が忙しくてストレスがたまっていた。その仕事も一段落したので、いてもたってもいられず、2時間早く職場を去る。そして、隣市のミニシアターに向かう。正規の料金で入り、缶…

読書『自分の時間』Ⅴ

「思考のコントロール」という言葉が気になる。 ~頭の働きをコントロールすることは、充実した生活をする場合の第一条件。あなたが一日の初めにまずやるべきことは、頭の働き具合をためしてみることだ。やってほしいのは、「家を出たら一つのことに思考を集…

読書『自分の時間』Ⅳ

何かすごいことが書いてある気がするのだ。 ~一晩おきに1時間半、何か精神の向上になるような意義のあることを継続してやってみてはどうだろうか。「週3回の夜の90分間」を1週間の全時間の中で最も重要な時間になるようにしてもらわなければならない。神聖…

読書『自分の時間』Ⅲ

今、読み返すと、現在の自分の働き方、時間の使い方に影響を与えた本なのだなと思うところがある。 ~1日の3分の2の時間を単に3分の1を占める勤務時間に付随している時間に過ぎないとしてしまうなら、完全に充実した1日を過ごすことなど望めようか。~ 上記…

読書『自分の時間』Ⅱ

時間という概念はとても大切だ。時間は無限にあるわけではない。そして「一日一日が勝負」という言葉も耳にすることがある。 ~あなたは毎日24時間で生活するしかない。24時間の中で健康も楽しみも金も満足も尊敬も得ていかなければならない。またその中で不…

読書『自分の時間』(アーノルド・ベネット)

自分の時間 (単行本) – 2016/5/11アーノルド ベネット (著), 渡部 昇一 (翻訳) 著者はイギリスの作家。 ~人間の精力は日常の仕事にすべてを吸い取られてしまってはならない。あなたのエンジンを日常の仕事に使う前にまずそれ以外の何かに使うのだ。簡単に言…

グランパス『2-1 ホーム神戸戦』

J1 第17節 9/19(土)17:00 豊田スタジアム コロナ入場規制が緩和されて、私は、コロナ期間も観戦したということで、割引特典をもらえた。S席2階は、アウェイゴール裏隅。今年はいろんな場所で観戦を楽しめる。 キックオフ。神戸は中2日の割に体がよく動い…

読書『ブラック企業』Ⅷ

ブラックな職場と闘うためには、「戦略」が必要なのだ。戦略とは「戦争に勝つための総合的・長期的な計略」。 ~「戦略的思考」の必要性はブラック企業問題に限らず市民社会においては当たり前の事柄である。民主主義国家にあっては何が正しく、何が権利であ…

読書『ブラック企業』Ⅶ

うつ病、という言葉が続く。ブラック企業によってうつ病にされる若者は、それほど多いのか。 ~本当に必要なことは、若者がうつ病にされたり、殺されてしまったりする前にブラック企業の体質を改善することである。そのためには一人一人が戦略的思考を持ち、…

読書『ブラック企業』Ⅵ

労働組合こそが解決の最良手段なのだ。自分にエールを贈られている気がする。 ~争う方法は①個人的に交渉しても無駄である。②行政を交えて交渉した場合、解決の水準は概して低い。③労働組合に加入して交渉する場合は、実は極めて強い問題解決能力を有してい…

読書『ブラック企業』Ⅴ

第一から第三までは、メンタル的なものだったが、第四があった。 ~第四の考え方は「労働法を活用せよ」である。ブラック企業が明白に違法なことをしている場合は、社会の常識、ルール、マナーとして守るのが当然のことである以上、違法行為を是正させること…

読書『ブラック企業』Ⅳ

ブラック企業への対応策、心構えが書かれている。 ~「我慢していれば報われる」などというウエットな感情の入り込む余地はない。そしてもしも、ただ我慢しろというだけならば、それは思考停止だというほかはない。必要なのは冷徹までの戦略的思考なのだ。~…

映画『カセットテープ・ダイアリーズ』

カセットテープ・ダイアリーズ (2019)BLINDED BY THE LIGHT 監督 グリンダ・チャーダ 私は本作の鑑賞を待ち望んでいた。某映画サイトの評価も高い。少し前に都市で上映していたのだが、新型コロナの問題もあり、感染者を増やしている都市に行くのを控えてい…

映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』

レイニーデイ・イン・ニューヨーク (2019)A RAINY DAY IN NEW YORK 監督 ウディ・アレン 隣市のミニシアターで観賞。久しぶりにラブロマンスものが観たいな、と思い選択。都会の雨の恋物語、なんてのを思い描いていた。私は映画が始まるや否や主人公にすぐに…

読書『ブラック企業』Ⅲ

~世界的に見れば異様な事態である。だが日本社会でこうしたことが認められてきた背景には、長時間残業と引き換えに「終身雇用」と「年功賃金」という手厚い待遇が用意されていたからだ。~ どこかの本で、「企業別組合」「終身雇用」「年功序列」が日本企業…

読書『ブラック企業』Ⅱ

~ブラック企業の指標は、大量採用、大量離職の実態にある。新卒を交換可能な「物品」のように扱う。若者は働き続けることができない精神疾患をきたし、キャリアを破壊されてしまう。~ それなりの夢を描いて入社してきているのに、その夢を食い物にしている…

映画『アルプススタンドのはしの方』

アルプススタンドのはしの方 (2020) 監督 城定秀夫 優秀作を観た後、フードコートで讃岐うどんを食べ、本作を鑑賞。出演するキャスト、誰も知らない。有名な俳優は出ない。上映館も少ない。が、某映画サイトで評価が高くずっと気になっていたのだ。全国高等…

映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』

宇宙でいちばんあかるい屋根 (2020) 監督 藤井道人 この日は私にとって特別な日。仕事を2時間早く切り上げてというよりも脱出し、隣市のショッピングモール付設の映画館に行く。観られるラインナップの中で一番評判のいい映画を選んだ。 予備知識ほとんどな…

グランパス『1-3 ホーム鹿島戦』

J1 第14節 キックオフ:9/5(土)18:00試合会場:豊田スタジアム 今回の参戦を決めたのが遅れ、アウェイ側のSS席を入手するのがやっとだった。昼から組合の活動、その後古本屋に寄って、豊田市内の有料駐車場に到着。スタジアムまではジョギングで行った。SS…

閑話休題『当ブログについて』

当ブログについて 先月31日、本ブログを始め1年が経過しました。本日が私にとって特別な日でもありますので、私のブログについて紹介させていただきます。 私は少し前に休職をしました。それにより、これまでの働き方、生き方、考え方を見直す機会を得ました…

読書『ブラック企業』(今野 晴貴)

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)– 2012/11/19 今野 晴貴 (著) 日本を食いつぶす妖怪か。恐ろしい表現だが、自分の職場もブラック企業と呼んでいいと思う。なにせ、残業代が出ないのに、時間外労働を許容しているのだから。 ~非正規雇用という…

読書『 ゾウの時間 ネズミの時間』Ⅲ

自分は都会人だろうか。どちらかというと、そうなのだろう。自分が日ごろ接している自然は人工的な自然だ。生き生きとした自然ではない。 ~生き生きとした自然に接していないと、人間はどうもすぐに頭の中を見つめはじめ、そして抽象的になっていくもののよ…

読書『 ゾウの時間 ネズミの時間』Ⅱ

職場につなげて考えてしまう。 ~日本の人口密度ほどギュウギュウに住んでいる動物はどれほどのサイズかと計算してみると、体重はたったの140グラムになる。今の日本人の生活はウサギ小屋ならぬネズミ小屋暮らしというところか。~ 今の子どもは40人学級、あ…

読書『 ゾウの時間 ネズミの時間』(本川達雄)

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書) 1992/8/1 本川 達雄 (著) 「生物」とか「科学」とか、私から一番縁遠い分野だ。とても人気のある本らしい。 ~日本人はおおよそ標準代謝量の倍の食料を消費していると言っていい。~ ああ、やっぱりな。…

映画『ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶』

ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶 (2019) 監督 太田隆文 近くでランチを食べて、またミニシアターへ。太平洋戦争というと、どうしても原爆関係が多くなる。沖縄戦については、知らないことも多い。歴史の勉強にもなるなと思いつつ観賞する。 …

映画『ペイン・アンド・グローリー』

ペイン・アンド・グローリー (2019) DOLOR Y GLORIA/PAIN AND GLORY 監督 ペドロ・アルモドバル 隣市のミニシアター、3が付く日はサービスデー。『トーク・トゥ・ハー』の監督作品である。『トーク・トゥ・ハー』は都会まで観に行ったのだが、印象がとても…