2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『初恋』

初恋 (2019) 監督 三池崇史 おもしろい! 絶対におすすめです! もしかして、今年最高かも。 『ハーレイクイン』の10分後に、貸し切り状態で観ました。内野聖陽、大森南朋、染谷将太など、渋い演技派が名を連ねているのに惹かれていました。 ストーリーは少…

映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey (2020) BIRDS OF PREY (AND THE FANTABULOUS EMANCIPATION OF ONE HARLEY QUINN) 監督 キャシー・ヤン マーベルとかDCとかのアメコミ実写映画は大好きです。絶対見逃さない。だが、自分の中では上位がマーベル…

読書『時間の作法』(林望)

「時間」の作法 角川SSC新書 – 2011/3/10 林 望 (著) 「時間って大事だよな」軽い気持ちで読み出した本だが、結構はまってしまった。 ~本を充分に味わい役立てるために汚すわけです。気に入った個所に出会ったら何かしらの印をつけておきたいのです。そ…

読書『「助けて」と言える国へ』Ⅳ

「生かされている」と考えると、「使命」という言葉にすんなりつながように思える。 ~「使命という風が吹いたときに、それに身をゆだねることができる人」「そのときに自分の思いとか考えとか、都合とか好き嫌いというものをやっぱり一部断念することができ…

読書『「助けて」と言える国へ』Ⅲ

私は、「生き方」系というか、人文・思想系の本を読むようになって、フランクルの『夜と霧』の存在を知った。本書にも登場する。 ~フランクルは収容所の中で「私はもはや人生から期待すべき何ものも持っていない」という現実に直面します。しかし彼は生命の…

映画『ジュディ 虹の彼方に』

ジュディ 虹の彼方に (2019) JUDY 監督 ルパート・グールド 『三島~』の直後に鑑賞。「アカデミー賞大本命」とあるが、この手の伝記モノはアカデミー賞は絶対取れない。その時代の社会を映し出すもの、問題提起するものでなければ、作品賞はとれない。とは…

映画『三島由紀夫vs東大全共闘』 

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 (2020) 監督 豊島圭介 三島由紀夫の本は一冊も読んだことはありません。しかし、私はこの人の最期をリアルタイムでニュースで知ったのをおぼろげながら覚えています。 コロナ自粛にかかわらず、けっこうお客さんは入っ…

読書『「助けて」と言える国へ』Ⅱ

やはり教育問題に入ってくる。まず不登校問題である。 ~不登校がつらいのは本来学校に行くか行かないかということがその子の人生の一部に過ぎないにもかかわらず、その子の全部であるかのように周りや本人が思ってしまうことです。~ ~不登校の子たちは何…

『「助けて」と言える国へ』(奥田知志・茂木健一郎)

「助けて」と言える国へ ―人と社会をつなぐ (集英社新書) – 2013/8/21 奥田 知志 (著), 茂木 健一郎 (著) 牧師さんと脳科学者の対談本です。いま、ノートを見返しているが、結構心に留まる言葉がある。 ~子どもは甘えていいんです。子どもたちをここまで追…

映画『フクシマ・フィフティ』

Fukushima 50 (2019) 監督 若松節朗 平日だが、この映画もいつか観ようと思っていた。 東日本大震災による福島第一原発事故の映画です。もう9年も経つのですね。映画を観ながら当時のことを思い出していた。テレビや新聞では伝えられなかった事故の様子、そ…

読書『君たちはどう生きるか』Ⅵ

~こうして、悲しいことや、つらいことや、苦しいことに出会うおかげで、ぼくたちは本来人間がどういうものであるかということを知るんだ。~ ~心に感じる苦しみやつらさは、人間が人間として本当の状態にいないことから生じて、そのことをぼくたちに知らせ…

読書『君たちはどう生きるか』Ⅴ

主人公は、大きな失敗をしてしまう。それをおじさん、お母さんが別の角度から励ます。 ~なぜあの時、思った通りにしてしまわなかったんだろうって、残念な気持ちで思い返すことは大人になってもよくあるものなのよ。どんな人だって、みんなそんな思い出を、…

読書『君たちはどう生きるか』Ⅳ

ゲーテ、フランス革命、ニュートン、パスカル…本書には私が明るくない知識が次々に出てくる。おじさんの博識さに心底驚かされる。 そういえば実家の本棚にも百科事典とか外国の作家の書物が並んでいた。所有者が読んでいたかどうかは定かではないが。もしか…

読書『君たちはどう生きるか』Ⅲ

働く、生産することへの視点が書かれている。 ~ただ体を働かせて生きてきたという人たち…あの人々こそ、この世の中全体をがっしりと肩にかついでいる人たちなのだ。…世の中の人が生きていくために必要なものは、どれ一つとして人間の労働の産物でないものは…

映画『レ・ミゼラブル』

レ・ミゼラブル (2019)LES MISERABLES 監督 ラジ・リ 「なんてことだ」観終わった直後の言葉です。 物凄い映画です。心にグサリと刺さります。『黒い司法』を観た後、軽い気持ちでもう一本のつもりで選んだのですが、これがとんでもない衝撃作でした。「あの…

映画『黒い司法』

黒い司法 0%からの奇跡 (2019)JUST MERCY 監督 デスティン・ダニエル・クレットン なんとアカデミー賞『パラサイト』をしのぐ高評価を続けています。ずっと気になっていたのですが、近隣では上映されていない。本日、やっと鑑賞。 素晴らしい映画です。若き…

読書『君たちはどう生きるか』Ⅱ

なぜ学ばなくてはならないのか。 ~だからぼくたちは、できるだけ学問をおさめて、今までの人類の経験からおそわらなければならない。…人類が今日まで進歩してきて、まだ解くことができないでいる問題のために骨をおらなくてはうそだ。~ とても説得力がある…

読書『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)

君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作) 単行本 – 2011/8/6 吉野源三郎 (著) しばらく前、この本の「コミック版」が発売された。男の子の形相が大きく描かれているものだ。ちょっとしたブームになっていたと思うが気にも留めなかった。 その…

読書『何のために働くのか』Ⅳ

素心という言葉を初めて見た。 ~人は彼らの何に惹きつけられるのだろう。わたしはそれを「素心」だと考える。神様に対して「私は素なる心を持っています」とアピールしているのだ。「一点の素心」とは私の一番好きな言葉でもある。~ 私はこの言葉と向かい…

読書『何のために働くのか』Ⅲ

~「やはりこの人は立派だな」と感じる人はおしなべて謙虚である。幅広い人脈を持ち、さまざまな意見を聞くために自ら足を運び、頭を下げることを厭わない。また、向上心が強く、時代の変化をつかむため、自分から情報源にアクセスする姿勢も共通している。…

読書『何のために働くのか』Ⅱ

~長い時間をかけて経済的自立を確保し、かつ世の中の貢献にもなる人生の形を粘り強く作り上げていくことである。人間は食べるためだけに生きているわけではない。~ 世の中の貢献にもなる人生の形か。これが「ツトメ」なのだな。 ~「ツトメ」を果たし社会…

読書『何のために働くのか』(寺島実郎)

何のために働くのか 自分を創る生き方 (文春新書 921) – 2013/6/20 寺島 実郎 (著) 私は、少し前に、仕事をする気が全くなくなった。「適応障害」と診断され、しばらく休んだ。職場を変えて復帰しているが、もう、私は仕事に多くのことを求めない。「何のた…

読書『迷わない。』Ⅲ

服?お洒落?どうでもいいじゃないか、とは思わない。 ~仕事をする人は贅沢な服は必要ないけれど、相手に不快感を与えない、清潔感のある身づくろいが大切だ。~ ~お洒落は自分のためではありません。周りの人のためですよ。年を取るとだんだん汚くなるか…

映画『1917 命をかけた伝令』

1917 命をかけた伝令 (2019) 1917 監督 サム・メンデス この日、3本目です。「全編を通してワンカットに見える映像」が話題の高評価な作品。3本観た中でも一番観客が多かった。さすが話題の映画です。 話題の「長回し」に注目して観ていたのですが、午後イチ…

映画『チャーリーズエンジェル』

チャーリーズ・エンジェル (2019) CHARLIE'S ANGELS 監督 エリザベス・バンクス この日、2本目の鑑賞。この映画を一言で言えば「ゴキゲン」。何といっても女の子が可愛いし、アクションシーンも面白いし、結末はなんとなくわかっちゃって安心できるし、観る…

映画『野性の呼び声』

野性の呼び声 (2020) THE CALL OF THE WILD 監督 クリス・サンダース 今日は映画の日。映画好きにとっては特別な日だ。「ファーストデイ」と呼んでいるが、値上げされ1200円。あまりお得感もないな。地元の映画館で鑑賞。 ハリソン・フォード主演のようだが…