2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

読書『迷わない。』Ⅱ

~自分だけの落ち着いた時間を毎日少なくとも2時間から3時間は確保したいと思っています。勉強したり考えるための時間です。~ うんうん、これって大事だよね。現代人はこの時間をとっていない。この時間に仕事が侵食している。私はこういう時間に、このブロ…

読書『迷わない。』(櫻井よしこ)

迷わない。 (文春新書) 2013/12/20 櫻井 よしこ (著) ジャーナリストである著者の自叙伝のようなもの。自身の半生を振り返りながら、人生の諸問題を語っている。 ~そして時々、確認したくなります。自分の胸の内に、静かな闘志の炎は残っているか、と。何を…

読書『就職とは何か』Ⅵ

著者は以下のように訴えている。 ~まともな労働時間とは、「健康的で、家庭に配慮し、男女平等を推進し、生産性を向上させ、労働者が自分の働く時間を選択できる労働時間」~ ~まともな賃金とは、男女平等の、時間に応じて公平な、最低賃金を下回らない、…

読書『就職とは何か』Ⅴ

~私が示したのは、働きすぎをなくすには、自分と家族の時間を大切にする、一日の残業の上限を原則として2時間とする、賃金不払い残業(サービス残業)をなくす、年休は目いっぱい取得する、過重労働による健康被害の防止に努める、というものである~ 私が…

映画『37セカンズ』

37セカンズ (2019) 37 SECONDS 監督 HIKARI ショッピングモールの映画館で、滅多に利用しない「通常料金」で鑑賞した。でも、金額なんて関係なく、絶対おすすめ、見逃してはいけない作品です。評価だって、アカデミー賞など数々の賞を総なめした『パラサイト…

読書『就職とは何か』Ⅳ

非正規労働者問題について、公務員に話が向けられている。 ~「官製ワーキングプア」という言葉があるほどに公務員が大量にパート、アルバイト、派遣などの非正規労働者に置き換えられている。~ 学校で働いている私の周りにも非正規労働者がいる。その人は…

読書『就職とは何か』Ⅲ

~労働基準法についていえば、その目的は「労働条件は労働者が人たるに値する生活を営むための必要を満たすべきものでなければならない」という趣旨から、賃金や労働時間などの労働条件の最低基準を定め、それを使用者(企業)に遵守させることにある。~ 表…

読書『就職とは何か』Ⅱ

~労働時間は一週40時間、一日8時間までとなっている。三六協定を結び、労働基準監督署に届ければ時間外及び、休日に何時間働かせても処罰を免れることができる。見逃せないのは、そのような過労死ラインを超える労働時間を認める協定を、労働基準監督署が広…

読書『就職とは何か』(森岡孝二)

就職とは何か――〈まともな働き方〉の条件 (岩波新書)– 2011/11/19 森岡 孝二 (著) 働くということに対して、何も希望が持てなくなった。そもそも働くとは、就職とは何だろうか。改めて考え直したいと思った。 ~雇用とは「労働者が使用者に自己の労働力を販…

グランパス『vsアントラーズ』(パロマ)

Jリーグ杯 グループステージ Aグループ 第1節 vs鹿島 キックオフ:2/16(日)14:00 試合会場:パロマ瑞穂スタジアム ついに球春到来。いよいよシーズンが始まったのだ。私は今年もシーズンチケットを買ってしまった。天気さえよければ、先行入場をしようと思…

映画『ハスラーズ』

ハスラーズ (2019) HUSTLERS 監督 ローリーン・スカファリア 『ナイブズアウト』を観て20分後に本作を鑑賞。 ストリップクラブで働いていた主人公が、リーマンショックで生活苦となり、犯罪に手を染めていくという物語。ストリップクラブという実態が知りた…

映画『ナイブズ・アウト』

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 (2019) KNIVES OUT 監督 ライアン・ジョンソン 隣の市の映画館で鑑賞。本作も割と楽しみにしていた。 大きな富を築いた作家が死んでしまう。それは自殺か、他殺か。その遺産相続の問題と絡ませ、名探偵の手で真実が…

映画『サヨナラまでの30分』

サヨナラまでの30分 (2019) 監督 萩原健太郎 13日、地元の映画館で鑑賞。この映画館ではおそらく最終週に入ると公開時間が深夜になってしまう。この映画、評判は意外といい。最後のチャンスと思い映画館に駆け込む。 カットの入り、対象の写し方などが普通と…

読書『日本人が知らない幸福』Ⅴ

この本も、もう終盤である。「夢」というものに対し、持論をぶつけている。 ーわたしは「夢を追いかける」という言葉を正直なところ嫌っている。自分に夢がない、という訳ではない。しかし夢があっても、早いうちから追いかけなかったことを今でも後悔してい…

読書『日本人が知らない幸福』Ⅳ

おもしろいな、と思うところがあった。 ーわたしは長兄に限らず他のきょうだいの子どもにも、月に一回くらいは電話を入れるように心がけている。たわいのない話をしながら、彼らの成長ぶりを観察するのが目的である。多分彼らにとっては迷惑な行為であり、大…

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』

バッドボーイズ フォー・ライフ (2020)BAD BOYS FOR LIFE 監督 アディル・エル・アルビ ビラル・ファラー この手の映画は、内容がある程度わかる。カーチェイスあり、銃撃戦あり、アクションあり、というワクワクドキドキのド派手映画だ。何も考えずスカッと…

読書『日本人が知らない幸福』Ⅲ

著者には姉がいる。姉は著者以上に苦労し、不遇な人生を送っているようだ。その姉の言葉が載っている。 ー「一つのカボチャの木からできる実を見ればわかるでしょう。すべての実が形も、色も、成長する速度も異なる。同じであることを要求すること自体が自然…

読書『日本人が知らない幸福』Ⅱ

ー両親は人生の成功者だったと思っている。ここでいう成功は、社会的地位や財産とは全く関係ない。ただ「親」として成功したと思うのだ。…それでもわたしたち親子は、信頼し合い、いつも親は子に、子は親に、思いを寄せながら平凡に目立たずに、人生の苦しみ…

読書『日本人が知らない幸福』(武永賢)

日本人が知らない幸福 (新潮新書) 新書 – 2009/9 武永 賢 (著) 著者はサイゴンに生まれ、難民として日本に移住し、医師として働いている。 私はこの本にとても好い印象を持っている。きっときっと日本よりもっと貧しく、そして苦しい生活をしてきたのだろう…

映画『THE UPSIDE/最強のふたり』

THE UPSIDE/最強のふたり (2017) HE UPSIDE 監督 ニール・バーガー この映画もポイントカードを使って鑑賞。結局、この週末に5本の映画を観たことになる。 この映画は、フランス版のリメイクである。リメイクされるくらい面白いのだと思い鑑賞を決めた。 主…

映画『みとりし』

みとりし (2019) 監督 白羽弥仁 5個たまると1本無料になるポイントカードを使って鑑賞。評価が高いので観ようと思ったのだ。高齢化社会の日本、病院で延命措置をするより、自宅で死を迎えたいという人も増えていくのだろうな。私も「終活」とまではいかなく…

映画『キャッツ』

キャッツ (2019) CATS 監督 トム・フーパー 実はこの日、3本目の鑑賞である。この日は2月1日、ファーストデイ、映画の日。3本目を、『ラストレター』と迷ったのだが、『キャッツ』を観ることにした。もしその日に1本だけ観るとしたら、選んでいないだろう。 …

映画『リチャード・ジュエル』

リチャード・ジュエル (2019)RICHARD JEWELL 監督 クリント・イーストウッド 映画の日、2本目の鑑賞です。 『パラサイト』より『ジョジョ・ラビット』より評価の高い本作品。評判通り、心に刺さる映画です。実話なんだから、結末もわかっているんだけど、そ…

映画『男はつらいよ お帰り寅さん』

男はつらいよ お帰り 寅さん (2019) 監督 山田洋次 寅さんが好きなわけではない。劇場では寅さんを一度も観たことがない。今日が映画の日ではなかったら観なかったかもしれない。 だが、観てよかった。予想以上に面白く、感動する映画だった。高校時代の満男…